白銀比を意識した構図

構図

尼崎・上ノ島SALON 絵画教室の芦田です.

今回は白銀比を意識した構図についてお話していこうと思います。

私自身、構図については勉強中で、詳しいわけではないのですが、知っておくと自分の中に基準ができて「戦略的」に絵を描くことができます.

白銀比は構図の一つで、1:√2(≒5:7)で表すことができます.

白銀比は「大和比」とも呼ばれ、古くから神の比率として知られています.

白銀比は5+7=12分割の中での割合であり、建築の寸法(尺など)モジュールと非常に相性がいいです.

つまり「12」というのは分割しやすい数字であり、覚えておくと何か役にたつかもしれません.

余談ですが、ピアノの鍵盤も1オクターブが12音なので、音楽的にも非常に合理的であることが伺えます.(ド・ド#・レ・レ#・ミ・ファ・ファ#・ソ・ソ#・ラ・ラ#・シ)

さて、今回は絵画に白銀比を取り入れるということで、以下順番にご紹介したいと思います.

仮にA4横の紙として、説明しやすいようにX,Y方向を設定させていただきます。

先にご説明すると、白銀比の特徴としましては、ゆったりとした静的なバランス比がとれ、例えば2分割した際、上下左右どこか対象物を少し振りたいときに活用できるかもしれません…今回は中心から少し右あたりを目掛けてバランスを取っていきたいと思います.

X軸に対して分割(7:5)していきたいので、Y軸に正方形を伸ばしていきます.

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